日蓮大聖人の仏法による民衆救済をめざして、一人立った第二代会長・戸田城聖。その真実の姿と、発展しつづける創価学会の歴史を描いた大河小説。
小説『人間革命』第2版として、活字が大きく読みやすい聖教ワイド文庫版で発刊。
●著者/池田大作
●出版社/聖教新聞社
●発行年月日/2013年10月12日
●ISBN/9784412015227
●サイズ/B6変型判
●ページ数/384
【目次】
一念/脈動/跳躍/険路/展望
【概要】
昭和31年初頭、伸一は一人、深い決意を秘めて大阪に向かう。
学会は7月の参院選に推薦候補6人を決定し、大阪地方区は春木征一郎が立つことになった。大阪の学会世帯数は少なく、常識的には敗北必至の情勢であった。戸田は、その最高責任者として、伸一を派遣したのである。
「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」。伸一には、「信心で勝つ」との強い一念があった。強盛な祈りと最高の作戦・行動に徹した彼の激闘は、関西に「不可能を可能にする」勢いを生む。
5月には大阪支部が折伏11,111世帯の不滅の金字塔を打ち立て、そして7月の参院選でも奇跡的な当選を実現させた。これが“常勝関西”の源流となる。
一方、学会全体では推薦6人中3人が当選。世間の注目を集めただけでなく、権力の圧迫の影もちらつき始める。
「いやまして険しき山にかかりけり……」と詠んだ戸田は、伸一と壮大な広布の展望を語り合う。
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