「大白蓮華」で大反響の連載企画、待望の単行本化! 社会でも認知度の上がってきた「発達障害」。 しかし、その原因や実態は、今なお解明されていない部分が多くある。 専門家でも見解が異なることがあり、さらなる研究・調査が必要な分野といえる。本書では、本人や、その家族らや識者への取材を通し、その特性や当事者らの苦悩や生きづらさに迫ったうえで、仏法の視座から発達障害を考察した一書。 第1部「発達障害」では、LD(学習障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)などの診断を受けた本人と保護者のエピソードや信仰体験をつづる。 第2部「大人の発達障害」では、近年、「大人の問題」として急速に認知され始めた発達障害に光を当て、ADHD(注意欠如・多動性障害)に悩みながらも、周囲の理解と支えを受けて、前に進む友らを紹介する。 精神科医ら3人が「発達障害」をテーマに語り合う誌上座談会なども掲載。 発達障害の人の生きづらさを知るとともに、全ての人が生きやすい社会を築くための哲学と知見に満ちた一書である。 ●著者/大白蓮華編集部 ●出版社/潮出版社 ●発行年月日/ 2020年7月 ●ISBN/ 9784267022432 ●サイズ/ 四六判 ●ページ数/193 【目次】 はじめに 誌上座談会 孤立させない「心の居場所」を 第1部 発達障害 第1章 特性を見つめて 第2章 増え続ける生きづらさ 第3章 「支える」とは何か? 第2部 大人の発達障害 第1章 特性に応じた環境調整 第2章 気づかれない苦悩の中で 第3章 カサンドラ症候群〈家庭編〉 第4章 カサンドラ症候群〈職場編〉 インタビュー 生きづらさのない成熟した社会を おわりに |