スリムさと本格的なフォルムを両立したモデルです。扉が広く開き、お部屋の座り位置に関わらず、御本尊様を拝しやすいと喜ばれています。

金剛堂が誇る100年仕様の彫刻が惜しみなく随所に採用され、それが生命力を吹き込み、魅力あふれる逸品にしあげています。咲き誇る桜の花が地に根ざしている息吹を感じられる、力強い傑作です。

天地の桜が一層際立つ、銀箔の窓が美しい。より荘厳に、また御本尊に向かうとき、心が躍る工夫の一つです。

インドネシア・スラウェシ島の本黒檀。半永久的な耐久力と多量の油分を含むため年月の経過とともに、自然に艶が出て、縞模様が美しく映えてきます。荘厳さと堅牢さを兼ね備えた素材です。

厨子のとびらを開くと、厨子内はまろやかな輝きにあふれ、御本尊様を包むようです。本金箔は、温度や湿度に左右されることなく、何百年、何千年と輝きが失われません。伝統工芸を今に受け継ぐ金箔師の技が御本尊様を荘厳します。

可能な限り塗膜を薄くして、木地の持ち味を優先させた薄塗り塗装で仕上げました。この塗装により、木の質感とぬくもりが感じられる風合いを実現しました。

大切にしたのは厨子扉を開閉するモーターの位置。仏壇業界で主流の上置きモーターは、御本尊様の頭に機械を置いた形。目に見えない所にもこだわる金剛堂では、全てのお仏壇が御本尊様の下にモーターが置かれるように設計されています。