池田大作先生は1983年1月「SGIの日」に寄せる形で、第1回平和提言を発表。
以来、2022年まで毎年、のべ40回に及ぶ提言を重ねてきた。
本書は、東日本大震災を受けた2012年以降の提言を、年ごとに抜粋で掲載。
そのほか、2022年7月以降、3回にわたって発表された「ウクライナを巡る
危機の早期終結」と「核兵器の威嚇と使用を防止するための措置」を求める
提案の抜粋とともにノーベル平和賞受賞者のアドルフォ・ペレス=エスキベル博士と
池田先生が2018年に発表した共同声明の全文を収録している。
自然災害や経済危機、紛争、難民問題、気候危機、新型コロナウイルスの
パンデミック、核兵器使用の脅威等――
この10年あまりの度重なる危機に対し、池田先生が何を発信してきたか。
そのメッセージは、これからの時代を生きる上で常に立ち返る原点となる。
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【目次】
発刊に寄せて ケビン・P・クレメンツ
1・26「SGIの日」に誓う 原田 稔
「SGIの日」記念提言(2012年~2022年)から
2012年「生命尊厳の絆 輝く世紀を」
メモ① 国連支援としての提言
2013年「2030年へ 平和と共生の大潮流」
メモ② トインビー博士の信念
2014年「地球革命へ価値創造の万波を」
メモ③〝200年の現在〟という時間軸
2015年「人道の世紀へ 誓いの連帯」
2016年「万人の尊厳 平和への大道」
メモ④ 理念や指標を掲げる意義
2017年「希望の暁鐘 青年の大連帯」
2018年「人権の世紀へ 民衆の大河」
メモ⑤ 地球益、人類益のための日中の連帯
2019年「平和と軍縮の新しき世紀を」
2020年「人類共生の時代へ 建設の鼓動」
メモ⑥ 原水爆禁止宣言で極刑を訴えた理由
2021年「危機の時代に価値創造の光を」
2022年「人類史の転換へ 平和と尊厳の大光」
メモ⑦ ランプの絵柄に込められた思い
【特別収録】
アドルフォ・ペレス=エスキベル博士と池田先生の共同声明
「世界の青年へ レジリエンスと希望の存在たれ!」
NPT再検討会議への緊急提案(2022年7月)
ウクライナ危機と核問題に関する緊急提言
「平和の回復へ歴史創造力の結集を」(2023年1月)
G7広島サミットへの提言
「危機を打開する〝希望への処方箋〟を」(2023年4月)
巻末付録「未来への一歩~A Step Towards the Future~」
あとがき