月刊誌『潮』の好評連載が待望の書籍化!池田大作創価学会第三代会長の青春時代の読書体験を綴った『若き日の読書』『続・若き日の読書』を、知の巨人・佐藤優が読み解き、池田思想の源流を探る。月刊『潮』好評連載が、待望の書籍化!
「池田大作創価学会第三代会長の『若き日の読書』の特徴は、優れた読書論であるとともに思想的自叙伝となっていることだ。池田氏にとって読書は生命の営みの重要な一部である。」
序 章 読書は人生の財宝――『若き日の読書』を読む
第1章 心で書を読む――国木田独歩『欺かざるの記』
第2章 偉人から何を学ぶか――山田済斎編『西郷南洲遺訓』
第3章 世俗化と人間の危機――マックス・ウェーバー『宗教社会学論集』
第4章 『隊長ブーリバ』とウクライナ紛争――ゴーゴリ『隊長ブーリバ』
第5章 信教の自由は民主主義の礎――ルソー『社会契約論』
第6章 生死を超えた永遠の師弟――プラトン『ソクラテスの弁明』
第7章 二重の「難」と闘ったダンテ――ダンテ『神曲』
第8章 真の思想は祖国を超える――ペスタロッチ『隠者の夕暮・シュタンツだより』
第9章 優れた精神は時空を超える――パスカル『パンセ』
第10章 恩師が遺した読書の教訓――デュマ『モンテ・クリスト伯』
終 章 池田会長の思想を具現化するために――勝海舟『氷川清話』『海舟座談』
●出版社/ 潮出版社
●発売年月日/ 2025年1月4日頃
●ISBN/ 9784267024481
●サイズ/ 四六判
●ページ数/ 336
著者について
佐藤優(さとう・まさる)
1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。在ロシア日本大使館に勤務し、主任分析官として活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月執行猶予付有罪確定。13年6月執行猶予満了。刑の言い渡しが効力を失った。
著書に、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『自壊する帝国』(新潮文庫)、毎日出版文化賞特別賞を受賞した『国家の罠』(新潮文庫)、『創価学会と平和主義』(朝日新書)、『創価学会を語る』(松岡幹夫との共著/第三文明社)、『神学の技法』(平凡社)、『佐藤優の「公明党」論』(第三文明社)、など多数。第10回安吾賞受賞。
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