『法華経の智慧』の普及版。
同書では、池田名誉会長が教学部の俊英と縦横に語らいながら、日蓮大聖人の仏法の奥底に迫りつつ、法華経の全体像、二十八品それぞれの意義、経文が示している元意など、“人類の教典”の真髄を明かす労作業が重ねられている。
幸福を指し示す希望の光――法華経。
大乗仏教の魂である法華経の哲理を人間・教育・社会に即してダイナミックに展開した著作である。
●著者/池田大作
●出版社/聖教新聞社
●発行年月日/2011年12月20日
●ISBN/9784412014817
●サイズ/B6判・並製
●ページ数/544
【目次】
・序論
「哲学不在の時代」を超えて
「生命」がキーワードの時代へ
「民衆」に呼びかける経典
・序品(第一章)
如是我聞――師弟不二の鼓動
二処三会――“永遠”と“今”との交流
・方便品(第二章)
方便――巧みなる「人間教育」の芸術
開三顕一――「師弟の道」から「師弟不二の道」へ
「諸法実相」の心――現実革変への限りなき挑戦
かけがえのない個々の生命
・譬喩品(第三章)
譬喩――「慈悲」と「智慧」の馥郁たる結晶
・信解品(第四章)
信解――「信仰」と「智慧」のダイナミックな関係
・薬草喩品(第五章)
個性を伸ばす「智慧即慈悲」を
・授記品(第六章)
授記――万人を「絶対的幸福の軌道」へ
・化城喩品(第七章)
因縁――永遠なる「師弟の絆」「人間の絆」
・五百弟子受記品(第八章)
・授学無学人記品(第九章)
声聞たちの目覚め――何とすばらしき「大願の人生」
・法師品(第十章)
法師――民衆のなかに生きる「精神の指導者」
・見宝塔品(第十一章)
「我が身が宝塔」と見る――妙法流布の行動者こそ宝塔
「人間を手段にするもの」との戦い――三変土田と六難九易
引用・参照文献
語句索引