『法華経の智慧』の普及版。
同書では、池田名誉会長が教学部の俊英と縦横に語らいながら、日蓮大聖人の仏法の奥底に迫りつつ、法華経の全体像、二十八品それぞれの意義、経文が示している元意など、“人類の教典”の真髄を明かす労作業が重ねられている。
幸福を指し示す希望の光――法華経。
大乗仏教の魂である法華経の哲理を人間・教育・社会に即してダイナミックに展開した著作である。
●著者/池田大作
●出版社/聖教新聞社
●発行年月日/2012年04月01日
●ISBN/9784412014886
●サイズ/B6判・並製
●ページ数/568
【目次】
・提婆達多品(第十二章)
悪人成仏――“善の勝利”の偉大な証明
竜女成仏――大いなる「女性の人権宣言」
・勧持品(第十三章)
「弟子が師子吼」「弟子が三類の強敵と戦う」
・安楽行品(第十四章)
人類を絶対の「安楽」の境涯へ
・従地涌出品(第十五章)
動執生疑――境涯革命への大いなる轟き 勇者の総立ちで時代に動執生疑を
「蓮華の文化史」を語る 生命の法を「蓮華」が象徴、東西文化を結ぶ「蓮華の道」
我、地涌の菩薩なり――「永遠の自己」の発見 “地涌”とは民衆の「内発の力」を開拓
・如来寿量品(第十六章)
生きて生きて生きぬくのが「寿量品の心」 世界的に「生と死の探究」が始まった
発迹顕本――「人間こそ尊極」と宣言 「人間・釈尊」に即して「永遠の仏」を開示
本門の心――永遠に続く「絶対的幸福」を確立 今世のみの「相対的幸福」は根無し草
十界論(上) 幸福の追求――悪と戦った分だけ「境涯が拡大」
十界論(中) 「修羅」の嫉妬社会から「人道」の人権社会へ
十界論(下) 六道から四聖へ――欲望社会を超えて 「天界の栄え」は幻の楽しみ、「生命の大長者」は三世に栄える
十界互具(上) 菩薩界と仏界 「自己中心」の闇を叩き破って仏界の太陽は昇る
十界互具(下) 人間、このすばらしきもの 「仏界の大地」で広布のドラマを名優のごとく
「死後の生命」への証言 臨死体験を考える
永遠の生命とは(上) 死後の生命――宇宙生命との融合
永遠の生命とは(下) 仏界の生死――大生命力で「永遠に前へ!」
引用・参照文献
語句索引