平和への心を、未来へとつなぐ被爆・戦争体験証言集。
広島の高校生が、8人の証言者にインタビューし収録──。
原爆投下から75年、被爆者の平均年齢が83歳を超える現在(2020年)、生の証言を聞く機会が少なくなり、記憶の風化が懸念されている。そんななか高校2年生を中心に、戦争を知らない世代が、被爆者・戦争体験者の自宅を訪ね、聞き取りを行った。入市被爆したある女性はこう語る。「今まで誰にも話せんかった。でも、未来を生きるあなたに伝えられてよかった」と。
●著者/創価学会広島青年平和会
●出版社/第三文明社
●発行年月日/2020年10月8日
●ISBN/9784476062427
●サイズ/A5・並製
【目次】
発刊に寄せて
はじめに
広島市被爆地図・証言者の被爆地点
【解説】広島への原爆投下について
平和であることの幸せ 証言者 深田利幸
地獄の行進を見た 証言者 中瀬百合子
台湾で生まれて広島へ証言者 増井健三
足に残ったガラスの破片 証言者 濱本松子
二人の母が教えてくれた平和 証言者 小田敦通
死にたいほどつらかった 証言者 増川美代子
福山市空襲戦災地図・証言者の被災地点
【解説】福山空襲について
戦争は最大の痛み 証言者 宮晏枝
恐ろしかった「空襲警報の音」 証言者 檀上裕
本書収録の証言者以外の方に被爆・戦争体験の取材をした高校生の感想
ヘイワッシーの被爆遺構めぐり