創価学会の思想の独自性を解き明かす論考集。
上巻は「戦争と平和」「非暴力と死生観」をテーマに、創価学会の平和主義・非暴力思想の内在的論理や特徴を論じる。
●著者/松岡幹夫
●出版社/第三文明社
●発行年月日/2020年9月8日
●ISBN/9784476062397
●サイズ/四六判
●ページ/256
著者プロフィール
松岡幹夫 (マツオカミキオ)
松岡幹夫(まつおか・みきお) 1962年、長崎県生まれ。創学研究所所長・東日本国際大学教授。創価大学教育学部卒。東京大学大学院総合文化研究科・博士課程修了。博士(学術・東京大学)。86年、静岡県の日蓮正宗大石寺で得度し僧侶となり、雄茂と号した。92年、大石寺を離れ青年僧侶改革同盟を結成。その後、日蓮研究者としても活躍。著書に『平和をつくる宗教』(第三文明社)、『日蓮仏教の社会思想的展開』(東京大学出版会)、『現代思想としての日蓮』(長崎出版)、『法華経の社会哲学』(論創社)、佐藤優との対談『創価学会を語る』(第三文明社)、『超訳 日蓮のことば』(柏書房)、『宮沢賢治と法華経』(昌平黌出版会)、『新版・日蓮仏法と池田大作の思想』(第三文明社)などがある。
【目次】
「創価信仰学」への道のり──まえがきに代えて
第一部 戦争と平和
第1章 仏教は絶対平和主義か
第2章 私という宇宙──地球仏教者たちの平和へのアプローチ
第3章 創価教育学会の戦時対応について──解釈学的・神学的考察
第4章 創価学会・公明党の平和主義──その行動原理
第二部 非暴力と死生観
第5章 東洋思想と地球文明──東洋の対話を世界に
第6章 ガンディーと仏教的非暴力
第7章 ガンディーと戸田城聖をつなぐもの
第8章 日蓮仏法とSGIの非暴力主義
第9章 創価学会の死生観──死者はどこにいるのか
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