創価学会の思想の独自性を解き明かす論考集。
下巻は「仏法と人権」「共生へのアプローチ」をテーマに、対立や差別、環境破壊や災害といった現代の問題群に、創価思想がどう向き合っているのかを論じる。
●著者/松岡幹夫
●出版社/第三文明社
●発行年月日/2020年12月10日
●ISBN/9784476062403
●サイズ/四六判
●ページ/312
著者プロフィール
松岡幹夫 (マツオカミキオ) 松岡幹夫(まつおか・みきお)
1962年、長崎県生まれ。創学研究所所長・東日本国際大学教授。創価大学教育学部卒。東京大学大学院総合文化研究科・博士課程修了。博士(学術・東京大学)。
86年、静岡県の日蓮正宗大石寺で得度し僧侶となり、雄茂と号した。92年、大石寺を離れ青年僧侶改革同盟を結成。その後、日蓮研究者としても活躍。
著書に『平和をつくる宗教』(第三文明社)、『日蓮仏教の社会思想的展開』(東京大学出版会)、『現代思想としての日蓮』(長崎出版)、『法華経の社会哲学』(論創社)、佐藤優との対談『創価学会を語る』(第三文明社)、『超訳 日蓮のことば』(柏書房)、『宮沢賢治と法華経』(昌平黌出版会)、『新版・日蓮仏法と池田大作の思想』(第三文明社)などがある。
【目次】
第三部 仏法と人権
第10章 仏教の人間観──創価思想の視点から
第11章 池田大作の人権思想──理性から智慧へ
第12章 『善の研究』とディープ・エコロジー──宇宙論的ヒューマニズムの探求
第四部 共生へのアプローチ
第13章 エコソフィーと仏教の智慧
第14章 日蓮の国家観と政治的志向に関する宗教哲学的考察
第15章 日蓮思想と震災復興
第16章 生活者の共生思想──牧口常三郎の思想を通じて
あとがき
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